男性の多くが、自分の姿勢を改善したいと思ったことがあるはずだ。映画やアニメなどに出てくるかっこいいキャラクターたちは、佇まいが凛としており自信に溢れている。対して自分は「何となくパッとしない」と感じることがあるだろう。
実は、この印象は姿勢によるものが大きい。
姿勢の良さは、「誠実さ」「清潔感」「自信」といった印象を他者に与えることができる最強の武器なのだ。さらに姿勢矯正は、すぐに成果が期待でき、尚且つ自分の意識１つで本質的に変わるため、改善する際のハードルが最も低い垢抜け分野のひとつである。
この記事では、メンズの姿勢矯正の方法およびポイントを解説し、第一印象で得することのできるモテ男になるための方法を紹介する。
姿勢による印象の違い
まずは悪い姿勢の場合のデメリットを理解しておこう。どんなイケメンであっても、猫背や首が前に傾いている姿勢だと「ダサい」「疲れてそう」「性格が暗そう」「頼り甲斐がなさそう」といった第一印象を与えてしまう。
一方、背筋が伸びて胸を張っている男性を見かけたら、「服が似合う」「自信に溢れている」「頼れる」などといったポジティブな印象を抱くことが多い。
いい姿勢を維持することは、身体の骨格や健康に配慮する為だけではなく、他者に好印象を与えることができる。
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正しい姿勢で意識するべきポイント
意識するべきポイントが多すぎると、かえって日々のチェックが面倒になったり忘れてしまう。
この記事はいい姿勢を維持して習得することが目的のため、最重要ポイントを３つ紹介する。
つむじから糸で吊るされているような感覚
体全体がつむじ（頭頂部）から一本の糸で上から吊るされているような感覚を意識してほしい。過度に背筋を伸ばすのではなく、自然にまっすぐになることがポイントだ。
疲れない程度でも、少し意識するだけで印象はガラッと変わるので問題ない。
肩甲骨を少し引き寄せる（自然に胸をはる）
次に、肩甲骨を若干背中側に引き寄せて胸が張るようにしよう。無理に鳩胸にする必要はなく、肩甲骨の引き寄せで肩を広げるようなイメージだ。これによって清潔感を演出できる。
どんな体型でも、肩が内側に入っているだけで自信の無いイメージになってしまうので気をつけよう。
身体の重心がおへその下（下腹部）にあるような感覚を持つ
糸で吊るされている感覚、肩甲骨の引き寄せがチェックできたら、最後に身体の重心が下腹部にあるような感覚を保とう。これは反り腰や骨盤の歪みの予防にもなる。
これら３つが、健康的かつ姿勢の維持に有効なメンズの姿勢矯正のポイントだ。
無理に胸を張ったり上半身をそり返す必要は全く無い。
それでは、これらをより効果的に体得するための秘訣を挙げていく。
姿勢矯正の為に必要なストレッチやトレーニング（自宅編）
家で行える、メンズのいい姿勢の形成に効果的なストレッチとトレーニングを紹介する。
重要なことは、「腹筋」「背筋」「首、肩甲骨のストレッチ」を無理せず継続することだ。
腹筋（プランクトレーニング）
プランクとは、うつ伏せになった状態で前腕と肘、そしてつま先を地面につき、その姿勢をキープするシンプルなエクササイズだ。
頭から踵まで、上下に動かないように意識して一直線の状態をキープしよう。まずは20秒×3セットを毎日実践しよう。慣れてきたと感じたら、1セットの秒数を延ばしてみよう。
ベッドの上でもできるので、寝る前に軽くやってみてほしい。
背筋（バックリフト）
バックリフトは以下の手順で１回とみなされる。
うつ伏せに寝る→視線を前に向け、両手を耳横まであげる→背中を意識して、身体全体を反る→ゆっくりと元の体勢に戻す。
15回×3セットを1日の目安でやってみてほしい。
首のストレッチ
首を数回に分けてゆっくり右回り、左回りに回す。
次に、前、後ろ、左右にストレッチを行う。手でサポートして、息を吐きながら丁寧に行おう。
肩こり解消にもつながるので、目や肩の疲れを感じる人には特におすすめだ。
肩甲骨のストレッチ
肩甲骨を意識して両手を広げ胸を張る、手のひらを外側に向けた状態を作る。
手のひらを外側に向けたまま且つ可能な限り肩甲骨を広げながら、両手を頭上まで動かす。
これと同様の意識で、両手を可能な限り下まで下ろす。
この動作をゆっくり連続して行おう。10回を目安にしよう。
まとめ
猫背や姿勢のコンプレックスを解消することで、健康的で自信のある自分を演出することができる。だらしのなさが無くなり、相手に清潔感を感じさせる。
今回紹介したポイントについてはすぐにでも実践可能であり、ふとした時にチェックを行えるだろう。
姿勢矯正を行うことで、以前よりも服が似合っていると感じるし、何よりも自分自身に好感が持てるようになるはずだ。
モテるかっこいい男を想像してみてほしい。彼らの姿勢は悪いだろうか。彼らの自信は姿勢にあらわれていないだろうか。
猫背を解消して正しい姿勢になることは、何よりもモテへの近道かもしれない。
