誰もが知っているように、第一印象は非常に重要であり、そのほとんどは顔で決まる。
肌荒れがひどく、適当なメイクで済ませている女性にはあまりいい印象を感じないどころか、それだけで恋愛対象ではないと感じた経験が一度はあるはずだ。
異性も、同性でさえも、不潔さはそれだけで相手に悪印象を抱かせてしまう。
清潔感は、好印象を得るための第一歩であり、相手へのマナーでもある。そんな清潔感を手に入れるのに欠かせないのがスキンケアなのだ。
スキンケアは清潔感の必須項目
綺麗な肌を手に入れる為には日々のスキンケアが重要である。外気や日光などのいわゆる肌のストレス対象となるものの影響を常に受け、ダメージが蓄積されてしまうからだ。
先天的に比較的肌が綺麗で強い人、或いは弱い人は存在するが、前者であってもスキンケアを怠ると将来的に肌の劣化を招いてしまう。
皮膚細胞は約６週間周期で入れ替わるので、スキンケア効果はリアルタイムでも確認できる。そのため、美容初心者のメンズでもすぐに効果を実感できるだろう。
肌を綺麗に保つことや血色の良さは、垢抜けて清潔感を手に入れる為の第一歩だ。故にそれを手に入れる為の手段であるスキンケアは必須である。
ここではスキンケア初心者のために、何から始めればいいのか、どうすれば肌の悩みやコンプレックスを解消して、清潔感のあるメンズに近づけるのかを紹介する。
基本的なスキンケアのやり方
男性は、女性と比べて肌が乾燥しやすい。その乾燥を解消する為に女性の約３倍の皮脂を分泌する。要するに、簡単に乾燥肌にもオイリー肌にもなり得てしまうのだ。
加えて髭剃り等シェービングによる肌へのダメージが肌荒れに繋がりやすい。メンズにとってスキンケアがどれほど重要であるのかが分かるだろう。現状そこまで肌に悩みを抱えていなくても、年齢を重ねることで突然悪化してしまうことがあるため、将来的な清潔感も視野に入れて今から正しいケアを始めよう。
当記事では、メンズスキンケアの基本と洗顔とアフターケアのやり方を、洗い、潤い、予防 の３点を軸に紹介する。
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洗顔（洗い）
汗やニキビの原因である皮脂および汚れを取り除く為に、洗顔を行う。
洗顔料の種類は様々だが、まずは肌に優しいものを選ぼう。あまりにもスクラブ（汚れ落としの為の粒子）が強い洗顔料は返って肌を傷つける可能性もあるため避けてほしい。
お湯で顔を軽く潤した後に洗顔料を手に広げて（泡立てて）顔全体に優しく拡げる。最後に洗顔料が残らないようにしっかりと洗い流す。肌を傷つけてしまうほどゴシゴシ擦り付けることはNGだ。
洗顔フォームは汚れとともに必要な皮脂も落としてしまうため、あまり長く放置しないように気をつけよう。
化粧水（潤い）
洗顔の後は化粧水をつける。皮脂を取り除いたまま放置しておくと、肌が乾燥を察知して過剰に皮脂を分泌しようとするからだ。化粧水には、「肌に水分んを与える」「皮脂の分泌を整える」役割がある。
適量（100円玉ほどの大きさ）を手に取り、掌に伸ばして顔全体になじませる。最後にハンドプレスで優しく肌に浸透させよう。
肌に強く擦り付けることはNG。
乳液（潤い）
最後に乳液で肌にフタをして、化粧水で補給した水分の蒸発を防ごう。使用方法は化粧水と同じだ。「化粧水だけで十分潤っている」「乳液は肌がベタつく」という人が多いが、乳液を塗る作業を怠ると結果的に肌は乾燥から逃れることができない。したがって、肌がダメージを受けやすくなり、シワや肌の劣化を促進させてしまうのだ。
スキンケアの順番は洗顔→化粧水→乳液（クリーム）の順番だ。ケアのやり方については、総じて肌に強い刺激を与えないように優しくなじませることがポイントだ。
予防
日常生活において気をつけることのできる項目を紹介する。
どれだけ良い洗顔料・化粧水・乳液を使っても、日々の生活習慣が悪ければなんの意味もない。メンズは特に、体質や髭のケアによるダメージが大きいため、身体の代謝による肌の修復が非常に重要なのだ。
以下の項目は基本的なことだが、肌に悩みを抱えているなら一度気をつけてみてほしい。
- 栄養の取れた食事をする
- 水分を十分に摂取する
- 健康的な睡眠時間を確保する
- 紫外線・直射日光を長時間浴びない（日焼け止めの使用）
これらの項目を頭の隅に置いたまま、上記のケアを試してほしい。これだけでもメンズとして充分綺麗な肌を手に入れることができるだろう。
肌の悩み別対処法
乾燥肌（敏感肌）
乾燥肌は、水分不足による肌のバリア機能の低下を指す状態である。洗顔料、化粧水、乳液全てにおいて、高保湿成分（コラーゲン、ヒアルロン酸、グリセリンやセラミド）が含まれているものをセレクトしよう。また、必要な油分まで落としてしまわないよう洗浄力の強過ぎない洗顔料を選ぼう。
添加物（界面活性剤、アルコール、酸化防止剤、鉱物油、香料）にも敏感である可能性が高い為、アレルギーを持つ人などは成分も調べて適したものを使用しよう。
オイリー肌（ニキビ肌）
オイリー肌の人は、水分量も皮脂量も比較的多い肌質であり、顔がテカって見えたり、ベタついている状態を指す。こういった肌質のメンズは、比較的毛穴が開きやすく、ニキビや吹き出ものが出やすい肌質であることを理解しておこう。
洗顔料を選ぶ際、皮脂や汚れをしっかり洗浄できるものを選ぼう。ただし、過剰な皮脂の除去はさらなる皮脂の分泌を促したり、乾燥肌の起因となる為禁物だ。自分の皮脂量にあったものを使用しよう。
また、「自分は肌がベタつきやすい」と認識している場合でも、それは肌の内部の特徴に過ぎない。皮脂の過剰分泌を防ぐためにも、化粧水と乳液でのアフターケアは必須である。
普通肌
特に肌の調子や問題を抱えたことがないメンズが該当する。水分量は多いが、皮脂量が少ないのが特徴だ。
肌を綺麗な状態で保つ為に洗顔、化粧水、乳液のケアを心がけよう。肌は長期間のケアの蓄積によって状態が左右される為、現時点で問題がないことを理由に放置を続けてしまうと、将来的に劣化した肌と向き合うことになってしまうだろう。
スキンケアアイテムに関しては、比較的どのようなものを使用しても構わない。自分の使用感やその時々の状態（皮脂量や乾燥具合）に合わせて、ライフスタイルに適したアイテムを訴求していこう。
モテる肌を手に入れるためのステップアップ
パック
今やメンズも美肌を目指して顔パックをする時代だ。主な目的は潤いと高保湿を促し、乾燥を防ぐことだ。有効成分が多く含まれているため、連日パックをすることは栄養過多を促してしまう。よって、週に１〜２回の頻度がベストとされている。近年では、デイリー（毎日用）も販売されているため、自分のライフスタイルに合わせて挑戦してみよう。
パックにも様々な課題（乾燥、肌のくすみ等）に適した種類が存在する。
ただし、肌荒れ時は使用NGとされているものが多いため気をつけよう。
トーンアップ効果のある日焼け止め
清潔感のある肌を演出したいが、メイクアップすることはハードルが高いし面倒臭いだろう。そんなメンズ向けには、UV（紫外線）カット＋肌のトーンアップ（血色をよくする）を実現させることのできる日焼け止めがおすすめだ。
UVカットによる肌の保護効果から、スキンケアアイテムとしても役に立ち、デートやビジネスシーンなどのシチュエーションでは、印象アップにまで貢献してくれる。
まさに一石二鳥であるし、手間もかからない。日焼け止めという名目で、綺麗な肌も演出できてしまうアイテムなのだ。
髭脱毛
毎日の髭剃りは面倒であるし、肌荒れを誘発する。思い切ってメンズ髭脱毛をすることで、そんな悩みから解放される。髭の剃り残しや青髭を無くすことで、美白や清潔感を手に入れよう。ほとんど剃り切ったと思っていたとしても、薄っすらと髭の表情が見えると毛根からケアしているのとでは、相手に与える印象に雲泥の差がある。
こちらも、シェービングによる肌荒れ、青髭の2つの課題を解決できるため、非常に
お湯だけ洗顔
クレンジング剤や洗顔料で洗顔する理由は、毛穴の奥の汚れを取り、皮脂や黒ずみを改善する為だ。一方で、毎日洗顔料を使用して洗顔しているが効果が実感できないと感じる人は多いのではないだろうか。そんなメンズにおすすめしたいのがお湯だけ洗顔だ。
クレンジング剤や洗顔料には、肌の汚れを落とすこと以外にも、爽快感を得ることや泡だてを目的とした成分も含まれている。界面活性剤や香料、防腐剤などは、肌に刺激を与えてしまい、返って肌トラブルの原因となる可能性がある。
お湯だけ洗顔のメリットは主に３点だ。「洗顔のし過ぎで広がった毛穴を改善し、乾燥や皮脂の過剰分泌を防ぐ」「洗顔料の使用によって低下した肌自体の水分量を改善し、保湿力をアップさせる」「洗顔料に含まれる刺激物がニキビの原因である場合、ニキビの促進、悪化を止める」加えて、お湯だけ洗顔はコストパフォーマンスも良い。
普段の洗顔と、お湯だけ洗顔を組み合わせることも有効である為、周りと差をつけたいメンズたちには是非実践してほしい。
まとめ
本記事では、垢抜けたいメンズ向けに、スキンケアについての基礎的な方法を紹介した。上記で触れたことを実践することで、今現在よりは確実に清潔感のある肌を手に入れることができる。顔は第一印象で最も重要なパーツであるし、長期的な人間関係においても最も相手の目に映る部分である。ニキビ肌やオイリー肌などのコンプレックスを徐々に克服して、健康的で綺麗な肌に自信を持って生活していこう。
